山の上のガーデンブログ

多肉・球根・山野草。お山の上で植物たちと一緒に過ごすつれづれブログ。

クライムさせたいモンステラ・デュビア

本日も雨だったので、温室の整理です。
奥の方に隠れているモンステラ・デュビアがだいぶわさわさになっていました


一般的なモンステラも茎から根を出して壁に着生していきますが、デュビアの奇妙なところは、茎だけでなく葉までぴったりと壁面に接するところ。

これは細い円柱状なのでぴたっとくっついていませんが、後ろが壁なら隙間なくぴったり張り付きます。
いくつか流通しているクライムリーフの中では1番ポピュラーな種類です
株が大きくなると上の葉は壁面から離れ、モンステラらしく切れ込みが入ってくるのですが…
折角の美しいシルバーのかすり模様は消えてしまいます。

壁面にも付かず模様も消え、アイデンティティーというか、チャームポイントが失われている!
元通りクライムした個性的な姿に戻ってもらうべく、巨大化した上方の葉を切って挿し木に。
新芽が出てきたら板に誘引するぞ~


ついでにこちらもお気に入りのモンステラ、シャトルコックも挿し木。
黒っぽい葉脈が渋いです。

数年前に社長が大きなグラスに植えたまま、伸び放題で放置されていましたが…
長く伸びた枝を切り戻して挿し木します
底穴がないのでなんか藻が出ていますが、根腐れする様子もなくいたって元気に育っています。強いですね。

後は半日陰において発根待ちです。
まだ気温も十分あるのですぐ新芽も出てくるでしょう。

秋の山野草咲き始め。

すっかり涼しくなってきたのに合わせて、秋咲きの山野草が開花してきています…
春の山野草に比べて地味な印象ですが、お茶花としての需要があるものが多いです
シソ科など、背が高くなるものが多いので切り花向きですね~
もちろん、庭で咲いている楚々とした姿も風情がありますが。
まずは、オオバナオケラ。
アザミのような感じの花ですが、背はそんなに高くないです、20~30cmくらい。

半開きっぽいですが右の花が全開。
オケラは花が小さくてかなり地味ですが、こちらは花が大きいので程よく見栄えします。
春の新芽は山菜として食べられますが、虫にとっても美味しいらしく・・・
周りにいろいろあるのに、毎春これだけ集中的に食われてしまいます…
夏になって葉が堅くなったらあんまり虫付かないですが。


お次はキセワタ。シソ科の山野草です

赤と白のツートンカラーが可愛いですね~
地植えだったらもっと大きくなるのかもしれないですが、鉢なので20cmくらいです
毎年よく咲いてくれますが、すぐ根詰まりするので毎年芽出し前に株分けして植え直ししています
そして梅雨に地際5cmくらいでバッサリ切り戻せば、コンパクトなまま花つき良く楽しめます


それからシュウカイドウが店のあっちこっちで咲きだしました
耐寒性のある中国のベゴニアです。
繁殖力があるので日本にも広がってます
4年くらい前に4ポット仕入れた苗から、ムカゴが落ちてどんどん増えたもの。

コンクリートのちょっとした隙間からも伸び出して、非常にたくましい・・・
もう数年したら店中シュウカイドウ畑になるかも??

メセンと秋咲き球根たち

なんだか梅雨のごとくに、雨続きのぐずついたお天気。
成長を始めた多肉や球根に日をよく当ててやりたいけど、過湿にならないように出したり引っ込めたり気を使いますわ…



でもこの涼しさで、夏の間休眠していた冬型球根たちがぼちぼち目を覚ましだしてきて嬉しい限り。
鉢ごとカラカラに水を切っていた球根たちに、目を覚ませー!とばかりに、水をやり始める時期です。
とはいえドバドバやりすぎると腐るので、様子を見つつ目覚める程度に・・


まだまだちょっと芽が出ているだけのものも多いですが、この最初が肝心!
アルブカなんかは、芽出しの時に中心にしっかり日を当てないと、せっかくのくるくるの葉が巻かず、びろーんとまっすぐの葉になってしまうんです…
そのあとでいくら日に当てたとて直りません。


秋咲き球根の中で1番に咲きだすのは、原種シクラメン、ヘデリフォリウム。
というか、真夏もぱらぱら咲いてましたが…水やってないのに。

3年くらい植え替えてなかった大株を今年やっと植え替えました…
まあ別に毎年植え替えるものでもないんですが。
花が咲いた後に葉が展開します。



あとは、ツルボが今満開です。

大和川の土手にもいっぱい咲いてて、小さい花ですが群生してるとそれは見事です。
自生してるだけあって、とても強くて分球してよく殖えるのになぜかそこまでメジャーな球根ではないですね。
庭植えしたらいい感じなのに。



先週にはおなじみカクタス長田さんのメセンセットが届きました。

コノフィツム
清姫から売れそうだなあ。


リトープス


そのほかメセン色々

相変わらず良心的なお値段です。
多肉ブームになってからも値上げしないってのがかっこいいです。


売り場の日当たりがメセンにちょうどいいらしく、2年前仕入れたコノフィツム、ウィルヘルミーが鉢いっぱい、5倍くらいの数になっています。
しかしなんで1ポットだけ2年間売れないんだ。いい株なのに。


ともあれ夏に控えていたメセンの灌水も、やっと週1くらいでやってもよさそうな気温になってきました。